毒吐くの場です。愚か者の独り言…。


by forbidden__fruit

名将仰木彬氏、最期のマジック

昨日、仰木彬氏がこの世を去った。
今季、新たに生まれ変わった合併球団オリックス・バファローズの監督として指揮を執っていた氏の死去に、驚きを隠せない。日本プロ野球界にとって大きな損失だ。




死因は呼吸不全とのことだが、肺がんを患っていたという。信じられない。昨年、激震に見舞われたプロ野球界の震源とすら言える球団の現場に復帰し、癌に蝕まれた身体に鞭打って監督という激務をこなしていたというのだ。その思いを想像するに、氏の深い野球への愛情に胸を打たれる。

自分が余命残り少ない身であることを知らなかったはずはない。正にグラウンドで死ぬ覚悟で臨んでいたということだ。

氏は今の日本で唯一ボビー・バレンタインに比肩する選手起用と駆け引きの妙、そして茶目っ気を感じさせてくれる監督だったと俺は思っている。氏は逸話に事欠かない人物だが、それはここで俺が拙い文章で、曖昧な記憶を辿るまでもなく、これからも多く出て来ることであろう。

ただ、俺は氏のご冥福をお祈り申し上げるほかない。

そして、きっと氏が命を賭して掛けた最期のマジックが多くの人の心に波動となって届き、いつの日かプロ野球、否、野球というスポーツが人々の心を沸き立たせ、熱い奔流となって流れるに違いないと俺は信じている。

いつの日かきっと、知らず知らずのうちに人々は仰木マジックの咲かせた花を再び見ることになるだろう。

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by forbidden__fruit | 2005-12-16 14:31 | Baseball