毒吐くの場です。愚か者の独り言…。


by forbidden__fruit

Farce~国会の茶番劇

今日の国会での参考人質疑を見たんだが、何とも滑稽…。



俺だったら、自分への質問が一段落するまでマイクの前に立ってていいか?と聞きたくなるよ。あの立ったり、座ったりの繰り返しが大いなる時間の無駄だ。

姉歯建築士だとか総研の社長だとかが欠席している時点で、黒幕不在で開催する意義が問われるところなんだが、内容も薄っぺらで、要は責任を逃れようとする検査機関と、責任を押し付けようとする国会議員の鬩ぎ合いにすぎない。

実際に国会での参考人質疑で事実解明をしようとしているのか、できると思っているのかという根本的な点も疑問だ。これまでも、様々なことで参考人質疑や証人喚問が行われてきたが、これはただの国会議員のパフォーマンスの場になっているようにしか俺には思えないんだよな。この件に関して、真剣に考えてますよ、真相の解明に努めてますよ、責任の所在の明確化に努めてますよ…というポーズを議員が演じるための場。

事実がどうなのかは俺に現時点で分かろうはずもない。姉歯をはじめ、首謀者に非があることは当然だが、検査機関についてはグレーだ。

ただ、分野は異なるが俺の経験から言えば、審査機関によって、厳しいところ、そうでもないところ、官庁の担当者にしてもルーズな人間と厳格な人間で差があるのは事実だ。だから、建築確認の書類を出す側の設計者や建築会社が、機関や担当者を選んだりすることは当然あり得ることとして想像できる。

さらに、敢えて反感を買うことを承知で書くが、検査機関が手続上定められた箇所以外をチェックしないことは当然だ。もし、あなたが大量の仕事を抱えていて、チェックポイントが決まっていたら、それ以外のところまでチェックを入れるかな?分かる人間が見れば、一目でおかしいと分かると設計事務所の人間が言っているが、見方が違うのだと思うべきだろう。

そのことで国会議員が鬼の首を取ったかのように、検査機関を責めているが、本末転倒だと俺は思う。そもそも、建築基準法を定めたのは?法律というものは国会の審議を経て、成立するものだということは、誰しも知っていることのはずだ。その運用の仕方も法によって定められる。検査機関の認定にしても、検査内容にしても同様だ。

つまり、法に則って適正な検査をしていたのであれば(この前提自体は真偽のほどは定かではないが…)、気付かなかったことを責めるのは筋違いだといいたいんだよ。検査機関に関して、責められるのは適正な検査を行っていなかった場合と、発覚後の対応を誤っていた場合の二点に関してのはずだろう。もちろん、その点を指摘する質問もあるのだが、議員の方も焦点を絞りきれていない。また、こういったことを解明するのも議員の仕事なのかもしれんが、それこそ法的拘束力が弱いし、証拠も出ていない(証言のみに限られる)以上、ただ、本来の解決の道筋から外れているし、参考人を吊るし上げてるだけで真相究明を遅らせているだけだろ?

また、こういうことが起こり得ることを想定した法を作っていなかったのは、“法を作った立法府たる国会の問題”のはずだ。これだけ多数の違法建築物が見つかるということは、全てを詳細に検査することは出来なくても、何件かに一件は抜き出して精査するとか、申請者(または設計者)毎に何件かに一件は精査するとか、そういうことがなかったからこういうことが起きたんじゃないのか?

ことは急を要するということを理解していないのは、議員ではないのかと思えてならんよ。分かっているのなら、真相究明は、警察、検察に任せて、対策の枠組、予算の編成を先行させるべきじゃないのか?一連の事件が氷山の一角に過ぎないのであれば、今後どれだけの予算が必要になるのか、その財源はどこから確保するのかが問題にされるべきで、真相究明を国会がやっている場合ではないと思うんだがな…。

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by forbidden__fruit | 2005-12-07 21:59 | news?